正丸峠・伊豆ヶ岳<正丸峠・伊豆ヶ岳>標高:851m 歩行距離:9km 歩行時間:4時間 メンバー:会社の同期と二人旅・・・。 <10:00> 正丸駅到着。 駅前の売店で準備運動をしていると、山に行ったきり行方不明、という人の張り紙がしてあった。ちょっと怖くなった。 さて出発。しばらくは、舗装された道を行く。途中からけっこうな急斜になった。 途中の売店に、「○月○日、○○付近に熊が出没しました。注意しましょう」という張り紙がしてあった。 ひーーーーっっ。急に青くなる。 「シーズンにはだいぶ混雑します」なんてガイドブックに書いてあったし、熊除け鈴なんてもってこなかったのだが、前には、犬を連れたカップル(なぜか女の子だけがザックを背負ってた)と、年齢層バラバラの団体さんしかいない。 しかも、途中からは道を分かれたらしく、ひとっこ一人いなくなった。怖い・・・。 その後も、途中の電柱に、「人家あり。発砲注意」という物騒な張り紙もあり、ますます怖くなる。発砲って・・・? 山道に入ると、ダラダラと延々と上りが続く。 風邪が治りきってないため、鼻水ずるずるで息が苦しい・・・。 細い道で、いつものメンバーだったら、きっとキャーキャー言っていただろうなーという感じ。 <11:10> 正丸峠ガーデンハウスに通じる舗装道にいったん出る。 出たら出たで、方向音痴な二人、どっちに行ったらいいのか、しばし悩みんだ後、やっと方向がわかる。というか、「正丸峠→」と看板が出てた・・・。 というわけで、すぐに正丸峠頂上に到着。 といっても、何もない。茶屋が一軒。 「休む?写真撮る?・・・ま、いっか」てな感じで、茶屋を横目に見ながら素通り。 なだらかな下りの舗装道が続き、「楽だね~。登山もずっとこんなだったら楽なんだけどね~」などと話しながら10分位歩いてから、「あれ?」なんか道間違えてない・・・?こんなに舗装道が続くわけないのだ。 よくよく地図を見ると、さっき素通りした茶屋の裏手の山道に入らないといけなかったらしい。 というわけで、「楽だね~」と言いながら下りてきた道をへーこら上る。 山道に入ると、今度は小さなアップダウンを繰り返す。延々と登りじゃないので楽だ。 そして最後の女坂に入ると、急な階段。ちょっとキツイ。 <12:30> 伊豆ヶ岳頂上に到着。 なんかあっなく着いてしまった。 ちょこっとある岩場を登ると、いい景色が見えたので、そこでおやつを食べる。 お昼は、途中の茶屋で食べると決めていたので、空腹をぐっとこらえる。 景色は、曇っていたせいか、もう冬なせいか、イマイチ。 予報では、夕方から雨だったので、振り出さないうちに下山するため、すぐに頂上を後にする。 下りは、替わって私が先頭。なぜなら、連れの彼女が、下りが苦手なため。 私は下り大好きなので、ずんずん歩く。たのしー! と、楽しんでいたのだが、やっぱり熊が気になる。 相変わらず前後にはひとっこ一人いないし、道は見晴らしも悪く山深い感じ。 ビビっていたら、突然遠くの方から「ガオーッ(?)」というような獣チックな声が・・・。二人とも一瞬凍りつく。 そして、一目散に茶屋を目指した。 下り苦手な彼女は、「ここで熊が出たら、食い殺されるか転げ落ちて死ぬ。」と嘆いていた。 <13:30> あっという間に茶屋に到着。 お昼ご飯だー!(←熊のことはもう忘れてる) 「名物・正丸丼」なるものを食べる。中身は、味噌豚丼。味噌豚とご飯の配分がちょっとおかしかったけど、まぁ美味しかった。 帰りに、サービスでゆずをもらった。(その日の夜はゆず風呂にしました) ここからは、ずーっと下り。 気がついたら、私の方が後ろになってた。 下りが苦手、と言ってた割に、彼女はずんずん歩いて行く。 なぜか急に足がふらふらし出してきた私は、「待ってー!」とばかりについていく。 後で気がついたら、茶屋で靴の紐を最大限に緩めたまま、締めるのを忘れていたのだった・・・。 そして、ずんずんずんずん歩いて、あっという間に正丸駅に戻ってきた。 なんだか、今回はあっという間に行って帰ってきてしまった感じ。 比較的体力のある二人だったからかな? 伊豆ヶ岳頂上から、子ノ権現を通り、吾野駅まで歩くコースもあったらしいので、もし次来ることがあれば、是非そっちに挑戦したい。 でも、久々に山を歩けて楽しかった。 やっぱり山はいいーー! でもやっぱり上りがかなり苦しいので、もっと体力をつけて、上りも楽しみたいーー!とまた実感もした。 冬の間鍛えて、春からまたいっぱい山に登りたい! |